5.33. Util-linux-2.32.1

Util-linux パッケージはさまざまなユーティリティープログラムを提供します。

概算ビルド時間: 1.0 SBU
必要ディスク容量: 140 MB

5.33.1. Util-linux のインストール

Util-linux をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/tools                \
            --without-python               \
            --disable-makeinstall-chown    \
            --without-systemdsystemunitdir \
            --without-ncurses              \
            PKG_CONFIG=""

configure オプションの意味:

--without-python

本スイッチはホストシステムに Python がインストールされていても、これを用いないようにします。 ビルドの際に不要なバインディングを作らないようにするためです。

--disable-makeinstall-chown

本スイッチはインストール中に chown コマンドを利用しないようにします。 /tools ディレクトリへのインストールは不要であり、root によりインストールする必要もなくなります。

--without-ncurses

本スイッチはビルド中に ncurses ライブラリを用いないようにします。 /tools へインストールする際には不要なものであり、特定のディストリビューションでは問題が発生するためです。

--without-systemdsystemunitdir

systemd を利用しているシステムにおいては、systemd に関連するファイルを /tools 内に存在しないディレクトリにインストールしようとします。 本スイッチはそのような不要な処理をなくします。

PKG_CONFIG=""

ホスト上での不要な機能を取り込まないように、環境変数を設定します。 環境変数を設定するこの方法は、LFS の他の節ではコマンド実行前に行っており、やり方が異なります。 これは configure の際に環境変数を設定するという一例を示しているものです。

パッケージをコンパイルします。

make

パッケージをインストールします。

make install