6.7. Linux-5.6.15 API ヘッダー

Linux API ヘッダー (linux-5.6.15.tar.xz 内) は Glibc が利用するカーネル API を提供します。

概算ビルド時間: 0.1 SBU
必要ディスク容量: 1 GB

6.7.1. Linux API ヘッダー のインストール

Linux カーネルはアプリケーションプログラミングインターフェース (Application Programming Interface) を、システムの C ライブラリ (LFS の場合 Glibc) に対して提供する必要があります。 これを行うには Linux カーネルのソースに含まれる、さまざまな C ヘッダーファイルを健全化 (sanitizing)して利用します。

これより前に一度処理を行っていたとしても、不適切なファイルや誤った依存関係を残さないように、以下を処理します。

make mrproper

そしてユーザーが利用するカーネルヘッダーファイルをソースから抽出します。 推奨されている make ターゲットheaders_installは利用できません。 なぜなら rsync が必要となり、/tools にはないからです。 ヘッダーファイルは初めに ./usr にコピーし、カーネル開発者が利用するファイルをいくつか削除します。 その後に最終的な場所にコピーされます。

make headers
find usr/include -name '.*' -delete
rm usr/include/Makefile
cp -rv usr/include/* /usr/include

6.7.2. Linux API ヘッダー の構成

インストールヘッダー: /usr/include/asm/*.h, /usr/include/asm-generic/*.h, /usr/include/drm/*.h, /usr/include/linux/*.h, /usr/include/misc/*.h, /usr/include/mtd/*.h, /usr/include/rdma/*.h, /usr/include/scsi/*.h, /usr/include/sound/*.h, /usr/include/video/*.h, and /usr/include/xen/*.h
インストールディレクトリ: /usr/include/asm, /usr/include/asm-generic, /usr/include/drm, /usr/include/linux, /usr/include/misc, /usr/include/mtd, /usr/include/rdma, /usr/include/scsi, /usr/include/sound, /usr/include/video, and /usr/include/xen

概略説明

/usr/include/asm/*.h

Linux API ASM ヘッダーファイル

/usr/include/asm-generic/*.h

Linux API ASM の汎用的なヘッダーファイル

/usr/include/drm/*.h

Linux API DRM ヘッダーファイル

/usr/include/linux/*.h

Linux API Linux ヘッダーファイル

/usr/include/misc/*.h

Linux API のさまざまなヘッダーファイル

/usr/include/mtd/*.h

Linux API MTD ヘッダーファイル

/usr/include/rdma/*.h

Linux API RDMA ヘッダーファイル

/usr/include/scsi/*.h

Linux API SCSI ヘッダーファイル

/usr/include/sound/*.h

Linux API Sound ヘッダーファイル

/usr/include/video/*.h

Linux API Video ヘッダーファイル

/usr/include/xen/*.h

Linux API Xen ヘッダーファイル