6.26. Libcap-2.36

Libcap パッケージは、Linux カーネルにおいて利用される POSIX 1003.1e 機能へのユーザー空間からのインターフェースを実装します。 この機能は、強力な root 権限機能を他の権限へと分散します。

概算ビルド時間: 0.1 SBU 以下
必要ディスク容量: 8.5 MB

6.26.1. Libcap のインストール

スタティックライブラリをインストールしないようにします。

sed -i '/install.*STACAPLIBNAME/d' libcap/Makefile

パッケージをコンパイルします。

make lib=lib

make オプションの意味

lib=lib

このパラメーターは x86_64 においてライブラリを /lib64 ではなく /lib にインストールするようにします。 x86 においては何も効果はありません。

ビルド結果をテストする場合は以下を実行します。

make test

パッケージをインストールし、クリーン処理を行います。

make lib=lib PKGCONFIGDIR=/usr/lib/pkgconfig install
chmod -v 755 /lib/libcap.so.2.36
mv -v /lib/libpsx.a /usr/lib
rm -v /lib/libcap.so
ln -sfv ../../lib/libcap.so.2 /usr/lib/libcap.so

6.26.2. Libcap の構成

インストールプログラム: capsh, getcap, getpcaps, setcap
インストールライブラリ: libcap.so, libpsx.a

概略説明

capsh

拡張属性サポートについて制御するためのシェルラッパー。

getcap

ファイルの拡張属性を検査します。

getpcaps

指定されたプロセスの拡張属性を表示します。

setcap

ファイルの拡張属性を設定します。

libcap

POSIX 1003.1e 拡張属性を制御するライブラリ関数を提供します。

libpsx

pthread ライブラリに関しての syscalls に対する POSIX セマンティックス対応の関数を提供します。