Fontconfig-2.12.4

Fontconfig の概要

Fontconfig パッケージは、フォントアクセスを設定するために利用するプログラムやライブラリを提供します。

本パッケージは LFS-8.1 において正しくビルドでき動作することが確認されています。

パッケージ情報

Fontconfig の依存パッケージ

必須

FreeType-2.8

任意

DocBook-utils-0.6.14, libxml2-2.9.4, texlive-20170524 (または install-tl-unx)

[注記]

注記

DocBook Utils をインストール済であって、以下の configure スクリプトにおいてパラメーター --disable-docs を取り除くのであれば、SGMLSpm-1.1texlive-20170524 をインストールしておかなければなりません。 そうしておかないと Fontconfig のビルドは失敗します。

ユーザー情報: http://wiki.linuxfromscratch.org/blfs/wiki/Fontconfig

Fontconfig のインストール

Make sure the system regenerates src/fcobjshash.h.

rm -f src/fcobjshash.h

以下のコマンドを実行して Fontconfig をビルドします。

./configure --prefix=/usr        \
            --sysconfdir=/etc    \
            --localstatedir=/var \
            --disable-docs       \
            --docdir=/usr/share/doc/fontconfig-2.12.4 &&
make

ビルド結果をテストする場合は make check を実行します。

root になって以下を実行します。

make install

configure スクリプトにおけるパラメーター --disable-docs をそのまま指定した場合は、あらかじめ生成されているドキュメントをインストールすることもできます。 これを実行するには root ユーザーになって以下のコマンドを実行します。

install -v -dm755 \
        /usr/share/{man/man{3,5},doc/fontconfig-2.12.4/fontconfig-devel} &&
install -v -m644 fc-*/*.1         /usr/share/man/man1 &&
install -v -m644 doc/*.3          /usr/share/man/man3 &&
install -v -m644 doc/fonts-conf.5 /usr/share/man/man5 &&
install -v -m644 doc/fontconfig-devel/* \
                                  /usr/share/doc/fontconfig-2.12.4/fontconfig-devel &&
install -v -m644 doc/*.{pdf,sgml,txt,html} \
                                  /usr/share/doc/fontconfig-2.12.4

コマンド説明

--disable-docs: 本スイッチはドキュメントの再生成を行わないようにします。 (リリース tarball には事前生成済みのドキュメントが含まれています。)

Fontconfig の設定

設定ファイル

/etc/fonts/*, /etc/fonts/conf.d/*, /usr/share/fontconfig/conf.avail/*

設定情報

Fontconfig の主となる設定ファイルは /etc/fonts/fonts.conf です。 通常、このファイルは編集する必要はありません。 設定ファイルはさらに /etc/fonts/local.conf と、/etc/fonts/conf.d ディレクトリ内のすべてのファイルが利用されます。 新規にフォントディレクトリの設定を追加するには、/etc/fonts/local.conf ファイルを新規に作成するか、あるいは既にあるそのファイルを編集します。 あるいは /etc/fonts/conf.d ディレクトリに新たなファイルを追加して、フォントディレクトリの情報を設定します。 Fontconfig がフォントの配置場所として定めるデフォルトディレクトリは以下のとおりです。

  • /usr/share/fonts

  • ~/.local/share/fonts

  • ~/.fonts (this is now deprecated, but for the moment it still works)

Fontconfig/etc/fonts/conf.avail ディレクトリ内に数多くの設定ファイルの例を提供しています。 /etc/fonts/conf.d ディレクトリから、それらのファイルへのシンボリックリンクを作成すれば、その設定を利用できるようになります。 たいていのユーザーにとっては、デフォルトの設定だけでも十分です。 設定ファイルの記述方法については /etc/fonts/conf.avail/README を参照してください。

Fontconfig の詳細な情報については、file:///usr/share/doc/fontconfig-2.12.4/fontconfig-user.html にあるユーザーマニュアルを参照してください。

パッケージ構成

インストールプログラム: fc-cache, fc-cat, fc-list, fc-match, fc-pattern, fc-query, fc-scan, fc-validate
インストールライブラリ: libfontconfig.so
インストールディレクトリ: /etc/fonts, /usr/include/fontconfig, /usr/share/doc/fontconfig-2.12.4, /usr/share/fontconfig, /usr/share/xml/fontconfig, /var/cache/fontconfig

概略説明

fc-cache

フォント情報のキャッシュを生成します。

fc-cat

フォント情報のキャッシュを読み込みます。

fc-list

フォントリストを生成します。

fc-match

利用可能なフォントを、検索指定パターンを用いて検索します。

fc-pattern

パターンを解析し(空パターンをデフォルトとする)、解析結果を出力する。

fc-query

フォントファイルを検索し結果を出力します。

fc-scan

フォントファイルとディレクトリをスキャンして、結果を表示します。

fc-validate

フォントファイルを検証します。

libfontconfig.so

フォントへのアクセスを行ったり設定したりするための関数を提供します。 これは Fontconfig やその他のプログラムからも利用されます。

最終更新日: 2017-08-20 12:26:54 +0900