at-3.1.23

at の概要

at パッケージは、ジョブの遅延実行やバッチ処理実行を提供します。 これは Linux Standards Base (LSB) に適合するために必要なものです。

本パッケージは LFS-8.3 において正しくビルドでき動作することが確認されています。

パッケージ情報

at の依存パッケージ

必須

An MTA

任意

Linux-PAM-1.3.0

ユーザー情報: http://wiki.linuxfromscratch.org/blfs/wiki/at

at のインストール

at のビルドにあたっては、まず root ユーザーになって atd グループおよびユーザーを生成します。 これは atd デーモンを実行するためのものです。 デーモン実行に必要なディレクトリの存在も確認しておきます。

groupadd -g 17 atd                                                  &&
useradd -d /dev/null -c "atd daemon" -g atd -s /bin/false -u 17 atd &&
mkdir -p /var/spool/cron

docdir に指定されたディレクトリにドキュメントをインストールするように Makefile.in を修正します。

sed -i '/docdir/s/=.*/= @docdir@/' Makefile.in

ビルド関連のファイルを再生成します。

autoreconf

以下のコマンドを実行して at をビルドします。

./configure --with-daemon_username=atd        \
            --with-daemon_groupname=atd       \
            SENDMAIL=/usr/sbin/sendmail       \
            --with-systemdsystemunitdir=/lib/systemd/system &&

make -j1

このパッケージにテストスイートはありません。

root ユーザーになって以下を実行します。

make install \
        docdir=/usr/share/doc/at-3.1.23 \
      atdocdir=/usr/share/doc/at-3.1.23 

at の設定

設定ファイル

/etc/at.allow/etc/at.deny により、at 経由でのジョブ実行やバッチ処理は誰に許可されるかなどを設定します。

Systemd ユニット

既にインストールされた systemd ユニットによりシステム起動時に atd デーモンが起動するようにします。 root ユーザーになって以下を実行します。

systemctl enable atd

パッケージ構成

インストールプログラム: at, atd, atq (シンボリックリンク), atrm (シンボリックリンク), atrun, batch
インストールライブラリ: なし
インストールディレクトリ: /var/spool/cron/at{jobs,spool}, /usr/share/doc/at-3.1.23

概略説明

at

遅延実行ジョブをキューに溜めたり、検証や削除を行ったりします。

atd

遅延実行ジョブとしてキューに溜められたものを実行するデーモン。

atq

lists the user's pending jobs, or all jobs, if superuser.

atrm

deletes jobs, identified by their job number.

atrun

遅延実行ジョブを実行します。

batch

システムのロードレベルが許容されている場合に、コマンドを実行するスクリプトです。

最終更新日: 2018-09-03 15:36:51 +0900