Vim-8.0.586

Vim の概要

Vim は VI Improved の略です。 オリジナルの vi に対してさまざまな機能拡張を行い、これを提供します。

LFS によるインストール手順では、ベースシステムを構成するものとして vim をインストールしています。 X アプリケーション上にて vim を動作させたい場合は、vim を再コンパイルして GUI モードを利用できるようにする必要があります。 インストール手順は特に変わることはありません。 X サポートは自動的に検出されます。

本パッケージは LFS-8.0 において正しくビルドでき動作することが確認されています。

パッケージ情報

  • ダウンロード (HTTP): http://ftp.vim.org/vim/unix/vim-8.0.586.tar.bz2

  • ダウンロード MD5 sum: b35e794140c196ff59b492b56c1e73db

  • ダウンロードサイズ: 10.4 MB

  • 必要ディスク容量: 77 MB (with tests)

  • 概算ビルド時間: 2.2 SBU )with tests)

Vim の依存パッケージ

推奨

任意

GPM-1.20.7, Lua-5.3.4, Python-2.7.13, Ruby-2.4.1, Tcl-8.6.7

ユーザー情報: http://wiki.linuxfromscratch.org/blfs/wiki/vim

Vim のインストール

[注記]

注記

X にリンクした Vim を再ビルドするにあたり、X ライブラリをルートパーティション以外にインストールしていた場合、緊急時にこのエディターを利用できなくなります。 このことに対処するには、他のエディターをインストールするか、VimX にリンクさせないようにするか、あるいは現在ある vim/bin に移動させて vi などの別名にして利用するなどの方法を取る必要があります。

以下のコマンドを実行して Vim をビルドします。

echo '#define SYS_VIMRC_FILE  "/etc/vimrc"' >>  src/feature.h &&
echo '#define SYS_GVIMRC_FILE "/etc/gvimrc"' >> src/feature.h &&

./configure --prefix=/usr \
            --with-features=huge \
            --with-tlib=ncursesw &&
make

ビルド結果をテストする場合は make test を実行します。 vim のテストスイートは数多くのバイナリデータを端末画面上に出力します。 これは端末画面の設定によっては問題を引き起こします。 これを避けるには出力をリダイレクトしてログファイルに出力するようにしてください。 テストが失敗した場合、src/testdir ディレクトリに test.out が出力され、残りのテストは続行します。 テストが成功すれば、最後に ALL DONE と出力されます。 メモ: 色に関するテストは、端末エミュレーター xterm 上にて実行することが必要です。 状況により失敗するテストが三つありますが無視して構いません。

root ユーザーになって以下を実行します。

make install

デフォルトでは、Vim のドキュメントは /usr/share/vim にインストールされます。 以下のように /usr/share/doc/vim-8.0.586 に対してシンボリックリンクを張っておくと、他のパッケージのドキュメントと同じようにドキュメントを管理することができます。

ln -snfv ../vim/vim80/doc /usr/share/doc/vim-8.0.586

ランタイムファイルを更新したい場合は以下を実行します。 (実行には rsync-3.1.2 が必要です。)

rsync -avzcP --delete --exclude="/dos/" --exclude="/spell/" \
    ftp.nluug.nl::Vim/runtime/ ./runtime/

ランタイムファイルをインストールし tags ファイルを再生成するには、root ユーザーになって以下を実行します。

make -C src installruntime &&
vim -c ":helptags /usr/share/doc/vim-8.0.586" -c ":q"

コマンド説明

--with-features=huge: このスイッチは Vim における追加機能を実現します。 マルチバイトサポートが含まれます。

--with-tlib=ncursesw: This switch forces Vim to link against the libncursesw library.

--enable-gui=no: このパラメーターは GUI をコンパイルしないようにします。 このようにしても VimX にリンクされます。 したがってクライアントサーバーモデルや x11-selection (クリップボード) などの機能は利用することができます。

--without-x: VimX にリンクしない場合はこのパラメーターを指定します。

--enable-perlinterp, --enable-pythoninterp, --enable-tclinterp, --enable-rubyinterp: これらのパラメーターは These options include the Perl, Python, Tcl, or Ruby interpreters that allow using other application code in vim scripts.

Vim の設定

設定ファイル

/etc/vimrc, ~/.vimrc

Desktop File

If desired, create a menu entry for graphical vim, gvim.desktop, as the root user

cat > /usr/share/applications/gvim.desktop << "EOF"
[Desktop Entry]
Name=GVim Text Editor
Comment=Edit text files
Comment[pt_BR]=Edite arquivos de texto
TryExec=gvim
Exec=gvim -f %F
Terminal=false
Type=Application
Icon=gvim.png
Categories=Utility;TextEditor;
StartupNotify=true
MimeType=text/plain;
EOF

設定情報

Vim には優れたスペルチェッカーがあります。 vim ウィンドウ内にて以下を実行すれば、この機能を有効にできます。

:setlocal spell spelllang=ru

この設定は、ロシア語に対するスペルチェックを可能とするものです。

デフォルトで Vim がインストールするスペルファイルは英語のみです。 特定の言語に対してスペルファイルがなかった場合 Vim はプラグイン $VIMRUNTIME/plugin/spellfile.vim を呼び出し、vim の FTP サーバーから *.spl や *.sug を取得します。 この際にはプラグイン $VIMRUNTIME/plugin/netrwPlugin.vim も利用されます。

*.spl や *.sug というファイルは ftp://ftp.vim.org/pub/vim/runtime/spell/ から手動でダウンロードすることもできます。 これらのファイルは ~/.vim/spell に書き加えるか、/usr/share/vim/vim80/spell/ ディレクトリに保存して利用します。

Vim-8.0.586 の最新情報については、以下のコマンドを実行して確認することができます。

:help version-8.0.586

Vim の設定ファイルについての詳細は vimrc ファイルhttp://vim.wikia.com/wiki/Example_vimrc を参照してください。

パッケージ構成

A list of the reinstalled files, along with their short descriptions can be found in the LFS Vim Installation Instructions

インストールプログラム: gview, gvim, gvimdiff, rgview, rgvim
インストールライブラリ: なし
インストールディレクトリ: /usr/share/vim

概略説明

gview

starts gvim in read-only mode.

gvim

is the editor that runs under X and includes a GUI.

gvimdiff

edits two or three versions of a file with gvim and shows the differences.

rgview

is a restricted version of gview.

rgvim

is a restricted version of gvim.

最終更新日: 2017-06-07 00:21:56 +0900