6.26.2. Acl の構成
インストールプログラム: chacl, getfacl, setacl
インストールライブラリ: libacl.so
インストールディレクトリ: /usr/include/acl, /usr/share/doc/acl-2.2.53
Acl パッケージは、アクセスコントロールリスト (Access Control Lists) を管理するユーティリティーを提供します。 これはファイルやディレクトリに対して、きめ細かく詳細にアクセス権限を設定するものとして利用されます。
Acl をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/usr \ --bindir=/bin \ --disable-static \ --libexecdir=/usr/lib \ --docdir=/usr/share/doc/acl-2.2.53
パッケージをコンパイルします。
make
Acl のテストは、Acl のライブラリによって Coreutils をビルドした後に、アクセス制御がサポートされたファイルシステム上にて実施する必要があります。 テスト実施が必要である場合は、後に生成する Coreutils のビルドが終わってから、再び本パッケージに戻って make check を実行してください。
パッケージをインストールします。
make install
共有ライブラリは /lib
に移動させます。 これにより
/usr/lib
にある .so
ファイルを再生成します。
mv -v /usr/lib/libacl.so.* /lib ln -sfv ../../lib/$(readlink /usr/lib/libacl.so) /usr/lib/libacl.so