6.36. Bash-4.3.30

Bash は Bourne-Again SHell を提供します。

概算ビルド時間: 2.1 SBU
必要ディスク容量: 49 MB

6.36.1. Bash のインストール

まずはアップストリームにより提供されている以下のパッチを適用し、種々のバグを修正します。

patch -Np1 -i ../bash-4.3.30-upstream_fixes-2.patch

Bash をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/usr                       \
            --bindir=/bin                       \
            --docdir=/usr/share/doc/bash-4.3.30 \
            --without-bash-malloc               \
            --with-installed-readline

configure オプションの意味:

--with-installed-readline

このオプションは Bash が持つ独自の readline ライブラリではなく、既にインストールした readline ライブラリを用いることを指示します。

パッケージをコンパイルします。

make

テストスィートを実行しない場合はパッケージをインストールします。と書かれた箇所まで読み飛ばしてください。

テストを実施するにあたっては nobody ユーザーによるソースツリーへの書き込みを可能とします。

chown -Rv nobody .

nobody ユーザーでテストを実行します。

su nobody -s /bin/bash -c "PATH=$PATH make tests"

パッケージをインストールします。

make install

新たにコンパイルした bash プログラムを実行します。(この時点までに実行されていたものが置き換えられます。)

exec /bin/bash --login +h
[注記]

注記

ここで指定しているパラメーターは、対話形式のログインシェルとして、またハッシュ機能を無効にして bash プロセスを起動します。 これにより新たに構築するプログラム類は構築後すぐに利用できることになります。

6.36.2. Bash の構成

インストールプログラム: bash, bashbug, sh (bash へのリンク)
インストールディレクトリ: /usr/share/doc/bash-4.3.30

概略説明

bash

広く活用されているコマンドインタープリター。 処理実行前には、指示されたコマンドラインをさまざまに展開したり置換したりします。 この機能があるからこそ、インタープリター機能を強力なものにしています。

bashbug

bash に関連したバグ報告を、標準書式で生成しメール送信することを補助するシェルスクリプトです。

sh

bash プログラムへのシンボリックリンク。 sh として起動された際には、かつてのバージョンである sh の起動時の動作と、出来るだけ同じになるように振舞います。 同時に POSIX 標準に適合するよう動作します。