5.15. Ncurses-6.0

Ncurses パッケージは、端末に依存しない、文字ベースのスクリーン制御を行うライブラリを提供します。

概算ビルド時間: 0.6 SBU
必要ディスク容量: 38 MB

5.15.1. Ncurses のインストール

ビルドにあたって gawk が必ず最初に見つかるようにします。

sed -i s/mawk// configure

Ncurses をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/tools \
            --with-shared   \
            --without-debug \
            --without-ada   \
            --enable-widec  \
            --enable-overwrite

configure オプションの意味

--without-ada

このオプションは Ncurses に対して Ada コンパイラーのサポート機能をビルドしないよう指示します。 この機能はホストシステムでは提供されているかもしれませんが、chroot 環境に入ってしまうと利用できなくなります。

--enable-overwrite

このオプションは Ncurses のヘッダーファイルを /tools/include/ncurses ではなく /tools/include にインストールすることを指示します。 これは他のパッケージが Ncurses のヘッダーファイルを正しく見つけ出せるようにするためです。

--enable-widec

本スイッチは通常のライブラリ (libncurses.so.6.0) ではなくワイド文字対応のライブラリ (libncursesw.so.6.0) をビルドすることを指示します。 ワイド文字対応のライブラリは、マルチバイトロケールと従来の 8ビットロケールの双方に対して利用可能です。 通常のライブラリでは 8ビットロケールに対してしか動作しません。 ワイド文字対応と通常のものとでは、ソース互換があるもののバイナリ互換がありません。

パッケージをコンパイルします。

make

このパッケージにはテストスイートがありますが、インストールした後に実行しなければなりません。 テストスイートのためのファイル群はサブディレクトリ test/ 以下に残っています。 詳しいことはそのディレクトリ内にある README ファイルを参照してください。

パッケージをインストールします。

make install

本パッケージの詳細は 6.20.2.「Ncurses の構成」を参照してください。