2.3. ファイルシステムの生成

空のパーティションが準備できたのでファイルシステムを作ります。 LFS では Linux カーネルが識別できるならどのようなファイルシステムを用いるのでも構いません。 ただ最も標準的なものとして ext3 と ext4 があります。 ファイルシステムをどのようにするかは単純な話ではなく、収容するファイルの性質やパーティションサイズにも依存します。 例えば以下のとおりです。

ext2

比較的小容量のパーティションで、/boot のようにあまり更新されないパーティションに対して適してます。

ext3

ext2 の拡張でありジャーナルを含みます。 このジャーナルとは、不測のシャットダウン時などに、パーティション状態の復元に用いられます。 汎用的なファイルシステムとして用いることができます。

ext4

パーティションタイプとして用いられる ext 系の最新バージョンです。 新たな機能として、ナノ秒単位のタイムスタンプの提供、大容量ファイル (16 TB) の生成利用、処理性能の改善が加えられています。

この他のファイルシステムとして、FAT32, NTFS, ReiserFS, JFS, XFS などがあり、それぞれに特定の目的に応じて活用されています。 ファイルシステムの詳細については http://en.wikipedia.org/wiki/Comparison_of_file_systems を参照してください。

LFS ではルートファイルシステム (/) として ext4 を用いるものとします。 LFS 用のパーティションに対して ext4 ファイルシステムを生成するために以下のコマンドを実行します。

mkfs -v -t ext4 /dev/<xxx>

既に存在している swap パーティションを用いることにした場合は、初期化操作を行う必要はありません。 新しい swap パーティションを作成した場合は、以下のコマンドを実行して初期化を行う必要があります。

mkswap /dev/<yyy>

<yyy> の部分は swap パーティションの名に合わせて置き換えてください。