6.45. GRUB-1.99

GRUB パッケージは GRand Unified Bootloader を提供します。

概算ビルド時間: 0.6 SBU
必要ディスク容量: 76 MB

6.45.1. GRUB のインストール

GRUB をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/usr           \
             --sysconfdir=/etc      \
             --disable-grub-emu-usb \
             --disable-efiemu       \
             --disable-werror

--disable オプションは、LFS で本当に必要となる機能やテストプログラムだけを生成するもので、ビルド結果を最小限に抑えます。

パッケージをコンパイルします。

make

このパッケージにテストスイートはありません。

パッケージをインストールします。

make install

GRUB を使ってシステムのブート起動設定を行う方法については 8.4.「GRUB を用いたブートプロセスの設定」 で説明しています。

6.45.2. GRUB の構成

インストールプログラム: grub-bin2h, grub-editenv, grub-fstest, grub-install, grub-kbdcomp, grub-menulst2cfg, grub-mkconfig, grub-mkdevicemap, grub-mkimage, grub-mklayout, grub-mknetdir, grub-mkpasswd-pbkdf2, grub-mkrelpath, grub-mkrescue, grub-probe, grub-reboot, grub-script-check, grub-set-default, grub-setup
インストールディレクトリ: /usr/lib/grub, /etc/grub.d, /usr/share/grub

概略説明

grub-bin2h

バイナリファイルを C ヘッダーファイルに変換します。

grub-editenv

環境ブロック (environment block) を編集するツール。

grub-fstest

ファイルシステムドライバーをデバッグするツール。

grub-install

指定したドライブに GRUB をインストールします。

grub-kbdcomp

xkb レイアウトを GRUB が認識できる他の書式に変換するスクリプト。

grub-menulst2cfg

GRUB Legacy の menu.lstを GRUB 2 にて利用される grub.cfg に変換します。

grub-mkconfig

GRUB の設定ファイルを生成します。

grub-mkdevicemap

デバイスマップファイルを自動的に生成します。

grub-mkimage

GRUB のブートイメージ (bootable image) を生成します。

grub-mklayout

GRUB のキーボードレイアウトファイルを生成します。

grub-mknetdir

GRUB のネットブートディレクトリを生成します。

grub-mkpasswd-pbkdf2

ブートメニューにて利用する、PBKDF2 により暗号化されたパスワードを生成します。

grub-mkrelpath

システムのパスをルートからの相対パスとします。

grub-mkrescue

フロッピーディスクや CDROM/DVD 用の GRUB のブートイメージを生成します。

grub-probe

指定されたパスやデバイスに対するデバイス情報を検証 (probe) します。

grub-reboot

デフォルトのブートメニューを設定します。 これは次にブートした時だけ有効なものです。

grub-script-check

GRUB の設定スクリプトにおける文法をチェックします。

grub-set-default

デフォルトのブートメニューを設定します。

grub-setup

デバイスからのブートを行うためにイメージファイルをセットアップします。