6.52. Module-Init-Tools-3.12

Module-Init-Tools パッケージは、Linux カーネル 2.5.47 以上においてカーネルモジュールを扱うプログラムを提供します。

概算ビルド時間: 0.1 SBU
必要ディスク容量: 8.6 MB

6.52.1. Module-Init-Tools のインストール

Man ページの生成が不要であるにも関わらず再生成してしまう不備を修正するために、適切な他の Man ページを指し示すような修正を行います。

echo '.so man5/modprobe.conf.5' > modprobe.d.5

本パッケージのテストスイートは開発者の必要を満たす目的で構築されています。 make check を実行すると、特別な形で modprobe プログラムがビルドされます。 しかしこれは普通に用いるには無意味なものです。 テストスイートを実行するなら (約 0.2 SBU) 以下のコマンドを実行します。 (make clean コマンドはソースツリーをきれいなものとするために必要で、次に再コンパイルして通常利用するプログラムをビルドします。)

./configure
make check
./tests/runtests
make clean

Module-Init-Tools をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/ --enable-zlib-dynamic --mandir=/usr/share/man

パッケージをコンパイルします。

make

パッケージをインストールします。

make INSTALL=install install

make パラメータの意味:

INSTALL=install

インストールする実行ファイル類が既に存在している場合、普通 make install を実行しただけではそれらをインストールしません。 このオプションを指定することでその動作を変更します。 つまりデフォルトのインストールラッパースクリプトを用いるのではなく install コマンドを用いるようにします。

6.52.2. Module-Init-Tools の構成

インストールプログラム: depmod, insmod, insmod.static, lsmod, modinfo, modprobe, rmmod

概略説明

depmod

存在しているモジュール内に含まれるシンボル名に基づいて、モジュールの依存関係を記述したファイル (dependency file) を生成します。 これは modprobe が、必要なモジュールを自動的にロードするために利用します。

insmod

稼動中のカーネルに対してロード可能なモジュールをインストールします。

insmod.static

スタティックライブラリによってコンパイルされた insmod コマンド。

lsmod

その時点でロードされているモジュールを一覧表示します。

modinfo

カーネルモジュールに関連付いたオブジェクトファイルを調べて、出来る限りの情報を表示します。

modprobe

depmod によってモジュールの依存関係を記述したファイル (dependency file) が生成されます。 これを使って関連するモジュールを自動的にロードします。

rmmod

稼動中のカーネルからモジュールをアンロードします。