6.7. Linux-2.6.35.4 API ヘッダ

Linux API ヘッダは Glibc が利用するカーネル API を提供します。

概算ビルド時間: 0.1 SBU
必要ディスク容量: 466 MB

6.7.1. Linux API ヘッダのインストール

Linux カーネルはアプリケーションプログラミングインターフェース (Application Programming Interface) を、システムの C ライブラリ (LFS の場合 Glibc) に対して提供する必要があります。 これを行うには Linux カーネルのソースに含まれる、さまざまな C ヘッダファイルを「健全化 (sanitizing)」して利用します。

これより前に一度処理を行っていたとしても、不適切なファイルや誤った依存関係を残さないように、以下を処理します。

make mrproper

そしてユーザーが利用するカーネルヘッダファイルをテストし、ソースから抽出します。 それらはいったん中間的なローカルディレクトリに置かれ、必要な場所にコピーされます。 ターゲットディレクトリに既にあるファイルは削除されてからソースからの抽出処理が行われます。 なおファイルの中にはカーネル開発者が隠しファイルとしているものがあります。 それらは LFS では必要ないため、中間ディレクトリから削除します。

make headers_check
make INSTALL_HDR_PATH=dest headers_install
find dest/include \( -name .install -o -name ..install.cmd \) -delete
cp -rv dest/include/* /usr/include

6.7.2. Linux API ヘッダの構成

インストールヘッダ: /usr/include/asm/*.h, /usr/include/asm-generic/*.h, /usr/include/drm/*.h, /usr/include/linux/*.h, /usr/include/mtd/*.h, /usr/include/rdma/*.h, /usr/include/scsi/*.h, /usr/include/sound/*.h, /usr/include/video/*.h, /usr/include/xen/*.h
インストールディレクトリ: /usr/include/asm, /usr/include/asm-generic, /usr/include/drm, /usr/include/linux, /usr/include/mtd, /usr/include/rdma, /usr/include/scsi, /usr/include/sound, /usr/include/video, /usr/include/xen

概略説明

/usr/include/asm/*.h

The Linux API ASM ヘッダファイル

/usr/include/asm-generic/*.h

The Linux API ASM の汎用的なヘッダファイル

/usr/include/drm/*.h

The Linux API DRM ヘッダファイル

/usr/include/linux/*.h

The Linux API Linux ヘッダファイル

/usr/include/mtd/*.h

The Linux API MTD ヘッダファイル

/usr/include/rdma/*.h

The Linux API RDMA ヘッダファイル

/usr/include/scsi/*.h

The Linux API SCSI ヘッダファイル

/usr/include/sound/*.h

The Linux API Sound ヘッダファイル

/usr/include/video/*.h

The Linux API Video ヘッダファイル

/usr/include/xen/*.h

The Linux API Xen ヘッダファイル