5.17. Coreutils-8.5

Coreutils パッケージはシステムの基本的な特性を表示したり設定したりするためのユーティリティを提供します。

概算ビルド時間: 0.7 SBU
必要ディスク容量: 88 MB

5.17.1. Coreutils のインストール

Coreutils をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/tools --enable-install-program=hostname

configure オプションの意味:

--enable-install-program=hostname

このオプションは hostname プログラムを生成しインストールすることを指示します。 このプログラムはデフォルトでは生成されません。そしてこれは Perl のテストスイートを実行するのに必要となります。

パッケージをコンパイルします。

make

コンパイルが終了しました。 前にも述べたように、この章にて一時的ツールのテストスイートを実行することは必須ではありません。 しかしテストスイートを実行するなら、以下を実行します。

make RUN_EXPENSIVE_TESTS=yes check

パラメータ RUN_EXPENSIVE_TESTS=yes は、テストスイートの実行にあたって (CPU パワーとメモリ使用量の観点で) 比較的負荷の高いテストを追加で実行することを指示します。 特定のプラットフォームに対してのテスト確認となりますが、一般的に Linux 上において支障はありません。

パッケージをインストールします。

make install

上のコマンド実行では su がインストールされません。 一般ユーザーではこのプログラムを root 権限でインストールできないためです。 別名ファイルを作り出して手動でインストールすることで、最終的に構築するシステムでもテストの実行を一般ユーザーにより行います。 またホストシステムにある su コマンドは PATH 変数上に保持しておき可能な限り利用します。 上を行うために以下を実行します。

cp -v src/su /tools/bin/su-tools

本パッケージの詳細は 6.22.2. 「Coreutils の構成」 を参照してください。