6.51. Psmisc-22.8

Psmisc パッケージは稼動中プロセスの情報表示を行うプログラムを提供します。

概算ビルド時間: 0.1 SBU 以下
必要ディスク容量: 2.5 MB

6.51.1. Psmisc のインストール

Psmisc をコンパイルするための準備をします。

./configure --prefix=/usr --exec-prefix=""

configure オプションの意味:

--exec-prefix=""

このオプションは Psmisc の実行ファイル類を /usr/bin ではなく /bin にインストールすることを指定します。 このインストール先は FHS に従ったものです。 LFS-ブートスクリプトパッケージにて、Psmisc の実行ファイルがいくつか利用されています。

パッケージをコンパイルします。

make

このパッケージにテストスイートはありません。

パッケージをインストールします。

make install

pstree プログラムと pstree.x11 プログラムを /bin ディレクトリに置いておく理由がありません。 したがってこれらを /usr/bin に移動します。

mv -v /bin/pstree* /usr/bin

Psmisc の pidof プログラムはデフォルトではインストールされませんが、通常これは問題にはなりません。 それはこの後に Sysvinit パッケージによってインストールされるからです。 Sysvinit の pidof プログラムはより適切なプログラムです。 しかし特定のシステムにおいて Sysvinit を利用しないなら、以下のシンボリックリックを生成して Psmisc のインストールを完了させます。

ln -sv killall /bin/pidof

6.51.2. Psmisc の構成

インストールプログラム: fuser, killall, peekfd, pstree, pstree.x11 (pstree へのリンク)

概略説明

fuser

指定されたファイルまたはファイルシステムを利用しているプロセスのプロセス ID (PID) を表示します。

killall

プロセス名を用いてそのプロセスを終了 (kill) させます。 指定されたコマンドを起動しているすべてのプロセスに対してシグナルが送信されます。

peekfd

PID を指定することによって、稼動中のそのプロセスのファイルディスクリプタを調べます。

pstree

稼働中のプロセスをツリー形式で表示します。

pstree.x11

pstree と同じです。 ただし終了時には確認画面が表示されます。